建て替え・リフォームのメリット、デメリットについて

建て替え・リフォームのメリット、デメリットについて前回、状況によって建て替えなのかリフォームなのかを見極めるお話をしましたが、メリット・デメリットについて、もう少し詳しくご説明させていただきます。

建て替えのメリット
①制限なく自分の理想の家を建てられる
②住宅設備のすべてが新しくなる

まず、住み慣れた土地に制限なく自分の理想の家を建てられることが建て替えのメリットといえます。
基礎も新たに施工されるので、土地に対する住宅の位置も詳細に計画ができます。
リフォームに比べ、自由度の高い設計が可能です。

建て替えのデメリット
①建て替えには多くの費用がかかる
②仮住まいの準備や引っ越しが必要になる
③必要な工事が多く、工期が長い

新築とは異なり「旧住宅の解体費用」「建築解体廃棄物の処理費用」が必要になります。
さらに新築同様に「登録免許税」「不動産税」「固定資産税などの一部の税金には軽減措置もあるものの税金を支払うことが義務付けられます。
工期については4カ月〜6カ月程度と長く、仮住まいの大きな出費となります。

リフォームのメリット
①快適な住宅として住宅を再構築できる
②工期が短く、仮住まいが必要ないケースもある
③予算が抑えられる


不必要なものや使い勝手の悪いものを改善して、使い勝手を向上できるリフォームは完成後のイメージを持ちやすく、住宅の快適性を高めることが可能です。
近年では、外壁の機能や木材の防腐処理など、さまざまな面から劣化しにくい住宅が増えており、築20〜30年程度であれば経年劣化による強度低下の心配もありません。
建て替えと比べると工期が短く、リフォームの規模によっては仮住まいを必要とせずに作業を進めることが可能なため、予算も抑えられます。
基礎や柱に損傷があった場合には修復作業が必要になるケースもありますが、それを含めても建て替えよりも予算は安いといえるでしょう。

リフォームのデメリット
①地下設備の修復が難しい
②工期が短く、仮住まいが必要ないケースもある


水道管や下水管、ガス管など埋設された設備の修繕が難しいというのがリフォームのデメリットです。
埋設された設備は劣化状況が判断しにくいのでリフォーム後に不具合が見つかるということも少なからずあります。
水道管や下水管、ガス管などはリフォームを計画する前に、必ず診断をして問題ないことを確かめることが大切です。
リフォームは既存の柱を再利用して改築するので、間取りの変更が難しい場合があります。
「動かせない柱」が存在することで、作りたい間取りに仕上がらず、部屋の中央に柱が残ってしまうことも珍しくありません。

予算や理想の住宅について考え、建て替えとリフォームのどちらが合っているのか、しっかりとした計画を練るということが上手な選択方法であるといえるでしょう。