二世帯住宅のメリットとデメリット
様々な事情で二世帯住宅をお考えの方はとても多いです。
小さなお子さんがいらっしゃる家庭なら、
おじいちゃんおばあちゃんにお子さんの面倒を
見てもらいやすいというメリットもありますし、
お子様の心の発達においても、
沢山の大人に囲まれて成長できる環境は
いい影響がたくさんあるでしょう。
しかし、一方でお互いの生活スタイルや食べ物の好みなど、
相違点からストレスを抱え込んでしまったり、
トラブルに発展してしまうケースもあります。
二世帯住宅をお考えの方は、
二世帯住宅のメリットとデメリットをしっかり把握したうえで、
間取りを検討することが重要になります。
一番良く言われるのは、先述のように、祖父母に孫の面倒を見てもらえるという点です。
特に共働き世帯の場合、子供が急に熱を出した場合など、保育園に預けられない時でも
おじいちゃんおばあちゃんが一緒に住んでいれば、預かってもらいやすいですよね。
おじいちゃんおばあちゃんにとっても、可愛い孫の成長を間近に見られるのは
生きがいとなり、同居前より活発になるおじいちゃんおばあちゃんも多いそうです。
また、意外と知られていないのが金銭面でのメリットです。
もちろん、間取りや設備によって家を建てる金額は大幅に変わるわけですが、
水廻りや玄関を共有するならば、お互いが独立の家を建てるより安い金額で
家を建てることができます。
今度は二世帯住宅の注意点について考えてみたいと思います。
<1.生活リズムの違い>
よく言われるものの一つが、親世帯と子世帯の
生活リズムの違いです。
総じて親世帯が早寝早起きになりがちですが、
子世帯は仕事が忙しいお父さんの
帰宅が深夜になることは珍しくありません。
その時、子世帯の玄関や浴室の音が聞こえるような場所に
親世帯の寝室があったりすると、おじいちゃんが
寝ているのに、お父さんが玄関の鍵を開ける音や
入浴する音で起きてしまうなど、
ストレスの要因になってしまいます。
お互いの生活リズムをよく知り、いつ、だれが、
どこで何をしているのか、音が出るのか?
同じ時間に沢山の人が同じ場所に集まってしまわないか
(朝、同じ時間帯に洗面所に人が集まってしまう等)など、
よく検討する必要があります。
<2.キッチンは共同?別々?>
二世帯住宅の場合、ご主人と奥さまどちらの親と同居するかによって
おススメのキッチン設置方法は異なります。
やはり、ご主人側の両親と同居の場合は、味付けや料理の仕方が違うことで、
お互いストレスになりやすいことから、キッチンは別々に設置される方が多いです。
逆に奥さまの両親と同居の場合は、お母様から料理を教えてもらった奥さまが殆どですので、
味付けや料理の仕方でトラブルになることは殆どなく、
共同のキッチンを設置される方が多いです。
もちろんキッチンを二つ作る方が金額は上がってしまいますが、
要らぬストレスを抱えないためにも、ご主人さまの両親と二世帯の場合は
なるべく別々のキッチンがお勧めです。
最近はミニキッチンの種類も豊富になっていますので、
もう親世帯があまり料理をしないのであれば、
将来的には奥様だけがキッチンを使うことを想定して、
親世帯のキッチンはミニキッチンにすることも可能です。
<3.ガス、電気、水道のメーターは共同?別々?>
タイトルを読んで、「?」と思われた方も多いかもしれません。
しかし、二世帯住宅の場合、水道や電気代、ガス代の負担をどうするかは
家を建てた後ではなく、建てる前に話し合ってください。
間取りなどによって、制約はありますが、二世帯住宅でも世帯別にメーターを分けることは可能です。
「身内同士なのだから」とお金のことを曖昧にしてしまうと、
後々に喧嘩になってしまうこともあります。
実際、二世帯住宅を建てた方で「各種メーターは別々に設置しておけばよかった」と
お考えの方は多くいらっしゃいます。
以上、二世帯住宅を建てる時のメリットとデメリットについてご紹介しました。
これから二世帯住宅を建てたいとお考えの方の参考になれば幸いです。
大田区、世田谷区、目黒区で二世帯住宅をお考えの方はお気軽にご相談ください。